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所長コラム

5月:幸運を運ぶ「つばめ」

更新日:2018-5-1

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所長
内山 隆久

今年も燕が飛来する季節がやってきた。燕は縁起のいい鳥、幸運の鳥である。軒先に巣をかけるのは縁起が良い。商売繁盛、健康のもとと受け止めている地域が多い。都会では、残念ながら、昔ながらの軒先に燕が巣をかける姿を見かけなくなってしまった。家の中には広い土間がなくなり、軒先にも新しい巣を作る場所がなくなってしまった。

神奈川県や岡山県などでは、燕が 10 年間巣を作り続けている家では、子安貝などをその燕の巣に入れていたそうである。火災もなく、無病息災で過ごしてきた日々を、燕にお礼するためである。新潟県、長野県、山形県、福岡県など多くの地方で、稲田の上を飛びまわる燕に、豊作を祈願するところが多い。

また、燕は占い鳥でもある。東海地方では、「雨降りなんとするに、此の鳥雲中にて翻り飛びて啼く。」と雨占いに一役買っている。

つばくらめ御簾(みす)な汚しそ玉鉾(たまほこ)の
道の泥濘(ぬかり)を巣に運ぶとて
むかしの歌とかや。玉鉾は道にかかる枕詞。雨後に道の悪しくて泥などあるを、ぬかりといふ。吾妻こと葉なれど、よきこと葉と言えり。

安原貞室  片言(慶安三年 1650)

燕よ。公家の家に巣をかけるとき、運んできた嘴の泥をすだれの上に落として、汚さないように用心して飛びなさい。

燕の飛び交うのをこよなく待ち望んでいた公家。嘴に含んだ泥が公家の簾を汚さないかとハラハラして見ている。我が子のように心配している。燕へのやさしい思いが眼に浮かぶ。幸運を運んでくる燕。昔の田舎のどこにでもあった風景。今でも見られるのだろうか。

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