お問い合わせ(代表)
048-252-5512
FAX:048-252-4090

メールでのお問合わせはこちら
診療受付時間
午前   8:30~12:15
(月~土)
午後 14:00~15:30
(月・火・水・金)
夜間 18:00~20:00
(火・木・金)
今月の診療体制表はこちら
休診日
日曜・祝祭日
住所
〒332-0022
埼玉県川口市仲町1-36
アクセスはこちら
デイケアすこやか
048-252-5620
サービス提供時間
月~土曜日 9時~16時
(日曜日は除く)
ホーム 診療所紹介 所長コラム

所長コラム

11月:フレイルに対処するには?

更新日:2019-11-1

画像
所長
内山 隆久

国連(WHO)では、65歳以上の高齢者が全人口に占める割合を高齢化率と定義している。高齢化率が14%を超すと「高齢社会」といい、高齢化率が21%を超すと「超高齢社会」という。我が国では、超高齢社会が2025年から始まり2040年にはその頂点に達すると報告されている。

加齢に伴って身体的に衰えてきた状態が、介護や生活 支援で再び健康な日常生活を取り戻せることを「フレイル」と言っている。高齢社会になると必然的にフレイルが増加する。高齢期になり身体の各所の機能や予備能は低下し、様々なストレスに対する抵抗力も弱くなり生活機能が衰えてくる。

フレイルは

  1. 「身体的フレイル」:筋力低下で動作の俊敏性がなくなり転倒しやすくなるような場合
  2. 「精神・神経的フレイル」:認知機能障害やうつ状態などがあり、一人では判断を下すのが難しくなる場合
  3. 「社会的フレイル」:独居の状態や経済的な問題点があり、自分のみでは解決するのが難しい場合

の3つに分類されている。

幸いなことに、わが国では介護保険制度があり、完全ではないものの、フレイルに対しても多職種での介入がなされ、相応の効果を上げている。プレフレイル(フレイルになりそうな時期)に短期間の一寸した手助けがあれば、転倒・骨折・認知症の発症・施設入所などが予防できる。毎日生活を送っている所で長く暮らし続けられる。バランスの良い食事をとること、適度な運動を繰り返すこと、多くの人と笑顔で毎日会話を交わすことが、プレフレイルやフレイルになることを予防する基本となる。

残念なことに、介護の介入による真の有効性を示す具体的な数値がない。評価の値がなければ、科学的な検証や国際的な信頼性に耐えられない。今後は、科学的な実証に基づいたデータを積み重ねるとともに、皆さんから具体的な意見を取り入れて、世界の介護ケアモデルと称賛される充実したものに育て上げたい。

「所長コラム」バックナンバーはこちら